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軽貨物のスポット便とは?他の配送法との違いやメリットを解説
2022.1.31軽貨物は、配送形態によって運賃が変わりますが、もっとも運賃が高いといわれているのがスポット便です。
スポット便は、急な配送に対応する業務なので、配送を依頼する側にとっては非常に重要かつ便利な配送方法になります。
ここでは、軽貨物のスポット便について、他の配送方法との違い、メリット・デメリットなどを解説していきます。
軽貨物のスポット便とは?
軽貨物のスポット便とは、荷主の配送依頼に合わせて、単発で配送を行う業務です。
荷物の集荷に行ったり、指定した場所に荷物を届けたりするという基本的な運送業務は他の配送方法と同じですが、スポット便は「急な配送に対応する」という特徴があります。
普通の配送方法の場合、集荷時間や配達時間が決められているので、「今すぐに配送をしてほしい」という依頼には対応しません。
しかし、何らかの事情で急いで荷物を送りたいという荷主もいますし、予定していたトラックでの配送ができなくなることもあります。
スポット便は、こういった急ぎの配送で利用される配送方法です。
軽貨物スポット便と他の配送方法との違い
軽貨物の配送方法はスポット便だけでなく、定期便やルート便、チャーター便、宅配便などさまざまな種類があります。
ここでは、配送方法の種類を紹介するので、急な配送依頼に対応するスポット便との違いをチェックしてください。
定期便・ルート便
定期便やルート便は、決められた曜日や日にちに、指定された場所に配達する方法です。
たとえば、毎週火曜日に指定農園の野菜を個人宅に届ける、毎朝パン屋に卵を届けるという配送がある場合は定期便やルート便を利用します。
定期便もルート便も配送日時が決められていますが、スポット便は配送の日時が事前に決まっていないというのが違いです。
チャーター便
チャーター便は、時間もしくは日給で契約して車両を貸し切る配送方法で、契約時間内であれば依頼者は自由に配送を頼むことができます。
スポット便は配送が終われば業務完了となりますが、チャーター便は契約時間が終わるまでは何回でも配送を行うというのがスポット便との違いです。
宅配便
宅配便は、決められた集配所や配送センターで荷物を受け取り、割り当てられた区域内でルートを組んで荷物を届けるという配送方法です。
荷物の量は日によって異なりますが、近年通販サイトの利用が増えており、またコンビニなどで発送できるようになったので、1日に何十件も配送することがあります。
スポット便も、指定場所に荷物を取りに行ってそれを配送しますが、集荷時間や集荷場所、配送区域などが決まっていない、運ぶ荷物は基本的に一つというのが宅配便との違いです。
軽貨物のスポット便を利用するメリット
軽貨物のスポット便は、他の配送方法よりも高額ですが、高い配送料を払うだけのメリットがあります。では、どのようなメリットがあるのかチェックしてみましょう。
利用する側のメリット
スポット便は、配送先まで直行してくれるので、スピーディーに運べるというメリットがあります。また、他の荷物が混じらないので、荷物を安全に運んでもらえるのもメリットです。混載便の場合、ドライバーによっては荷物の扱いが雑になってしまい、破損や汚損するリスクがあります。しかし、スポット便は他の荷物を運ばないので、割れ物や貴重品でも安心して依頼できます。
軽貨物のスポット便を利用するデメリット
スポット便は、届けたい物をすぐに届けられるメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。デメリットを理解しておかないと、無駄な配送料を払ってしまうこともあるので、メリットと併せてチェックしておいてください。
利用する側のデメリット
利用者側のデメリットは、小さい荷物であっても配送料が高額になるということです。普通の配送方法であれば、荷物の大きさや重さ、送り先などで料金が決まりますが、スポット便の場合は同じ荷物であっても「すぐに対応する」というオプションがつくので割高になります。
そのため、急に配送しなければいけなくなった、どうしてもピンポイントで届けたいというとき以外に利用すると、無駄に費用がかかってしまいます。
また、スポット便は対応している会社が少ないため、必要があってもすぐに依頼できないというのもデメリットといえるかもしれません。
配送業務を目指すなら軽貨物のスポット便がおすすめ
軽貨物の配送方法にはいろいろな種類があり、それぞれにメリットがある反面デメリットもあります。
中には、メリットよりもデメリットの負担の方が大きい物もあるので、軽貨物での配送業務を検討している場合は、配送方法をしっかり吟味することをおすすめします。
スポット便は事業運営がしやすく、急ぎの要件の場合は報酬が高いこともあるので、副業などサブ収入を得たい方にはデメリットよりもメリットの方が大きいといえるでしょう。
また、他の業務形態より自由度も高く取り組みやすいので、配送業務を目指している方はスポット便を検討してみてください。