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医薬品配送ドライバーの仕事内容は?必要な資格や適性などをチェック
2022.4.27「医療品配送ドライバーはどんな仕事をしているの?」「医療品配送ドライバーになるのに資格は必要なの?」などの疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
本記事では、医薬品配送ドライバーの仕事内容について詳しく解説します。
仕事をするために必要な資格や、気になる給与面などについても紹介しているので、ドライバーの仕事を探している方はぜひ参考にしてください。
医薬品配送ドライバーとは
医薬品配送ドライバーとは、その字の通りに病院や薬局などに医薬品をルート配送する仕事をしている人のことです。
ルート配送というのは、特定の企業や団体などから指定された商品を、それらが保管されている倉庫から車両に積み込んで運搬することです。
医薬品配送ドライバーの場合は、医薬品を専門に運んでいます。
長距離トラックの運転手に比べるとそれほど重い荷物を取り扱うケースは少ないため、非力な女性でも活躍できる仕事です。
薬局や医療機関が配送先であることから、基本的には土日や祝日は休みをしっかり取れるようになっています。
医薬品配送ドライバーの仕事の流れ
医薬品を取り扱いしていることから、緊急の案件が入ることもありますが、ルート配送とは決められた商品を決められた場所まで運ぶ仕事です。
そのため、医薬品配送ドライバーの1日は、出社前までに受注している注文伝票を確認して在庫確認することからはじまります。
在庫不足の場合は、医薬品卸売会社の営業担当者(MS)へ報告して指示を仰ぐ必要があります。
その後配送する分の医薬品を検品して、配送ルートごとに伝票と照らし合わせながら車両に積み込んでいきます。
慣れてくると一連の作業をスムーズに行うことができるようになりますが、医薬品の名前などを覚えるまでに時間がかかる傾向にあります。
あとは医療機関や薬局を回れば良いだけですが、医薬品を受け渡すときにもきちんと検品を行い、絶対に間違いが起きないようにしなければいけません。
医薬品配送ドライバーの気になる給与
気になる医薬品配送ドライバーの給与については、勤務する地域によっても異なりますが、基本給は月20~25万円程度が相場となっています。
もちろん、残業すればその分が給与にプラスされます。
会社によって異なりますが、年2回のボーナスが出るケースがほとんどです。
正社員であれば昇給も見込めるので、一般的なサラリーマン同様に勤務年数が長いほど年収が高くなる傾向にあります。
医薬品配送ドライバーに必要な資格
医薬品配送ドライバーの仕事に必要な資格は運転免許です。
医薬品の取り扱いをするのだから、特殊な資格がなければ仕事に就くことができないのでは?と誤解している方も多いようですが、ほとんどの職場で求められるのは普通免許証となっています。
もちろん、医療機関や薬局で医薬品の取り扱いをするには薬剤師などの専門の資格が必要になりますが、配送業務では特定の車両を運転できる免許証があれば問題ありません。
就職するのに学歴は関係ないの?と心配されている方もいると思いますが、多くの会社が出している求人募集では「学歴・経歴不問」となっています。
ただし、仕事で使用する車両が普通自動車免許では運転できない場合は、中型自動車免許や大型自動車免許が必要になるケースもあります。
仕事で使用する車両が大きくなれば、整備も含めて取り扱いにそれなりの体力も必要になります。
医薬品配送ドライバーに向いている人
当然ですが、車が好きで運転が得意な方は医薬品配送ドライバーに向いています。
仕事の大半は車の中で過ごすことから、運転が下手な人は業務に苦痛を覚えてしまう可能性が高いので、転職希望者は良く考えてから行動に移すことをおすすめします。
基本的には毎日同じルートを配送することになるため、ルーティンワークが苦にならない方がこの仕事に向いています。
ただし、緊急の配送が必要になることもあるため、方向音痴ではなく道路に詳しい人の方が適性は高いと言えます。
ドライバーには社交性は必要ないと間違った認識をお持ちの方もいると思いますが、医薬品配送ドライバーは医薬品卸売会社の営業担当者や病院や薬局で働くスタッフたちとのコミュニケーションを取らなくてはいけません。
そのため、言葉遣いも含めて、しっかりとした対応が求められています。
医薬品配送ドライバーが注意すべきこと
医薬品配送ドライバーは、仕事をするうえで他の仕事と同じように対人関係などいろいろな点に気を遣う必要がありますが、中でも絶対に怠ってはいけない注意点を以下に記載します。
医薬品の取り扱い
医薬は人の命に関わるとても大切なものであることから、配送の間違いを絶対に起こしてはいけません。
冷凍して保管するなど、取り扱い方にも注意が必要な薬品も多く、仕事をする前に専門も研修を受ける必要もあるので、ある程度の知識をその段階でしっかり身につける必要があります。
医師や薬剤師のように薬の名前や性質について完璧に覚えなくても良いですが、一見すると似たようなものが多いため、種類や数は検品の際に間違わないように細心の注意を払わなくてはいけません。
医薬品配送ドライバーは、常に自分が扱っている商品の重要性を認識しながら行動しなくてはいけないのです。
交通事故
医薬品配送ドライバーが最も注意すべきことは、交通事故を起こさないことです。
これはどのドライバーにも言えることですが、事故を起こして薬品を届けることができなくなれば、人の命に関わることを忘れてはいけません。
特に緊急の配送の場合は注意が必要で、どんなに焦っていても絶対に事故だけは起こさないように安全運転に配慮しながら、確実に任務を遂行する必要があります。
もちろん、交通事故を起こせば自分だけでなく勤務している会社にも迷惑をかけることになってしまいます。