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クール便とは?チルド便や大手三社の違いや送料について解説

2023.9.11

「クール便ってどんな配送サービス?」
「各社でサービス内容に違いがあるの?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。

 

そこで今回はクール便の内容や、大手三社の違いを中心に解説します。
配送サービスを頻繁に利用する方は本記事をぜひ参考にしてください。

クール便とは?チルド便や大手三社の違いや送料について解説

クール便とは?

クール便とは低温管理が必要な商品を保冷したまま配送するサービスです。
一般的な配送サービスで冷蔵や冷凍食品を運んでしまえば、到着時には温かくなったり、溶けてしまったりするでしょう。
クール便はそんな問題を解決できる配送サービスとなります。

 

クール便は冷蔵・冷凍にも対応しており、温度によって分類されています。
0~10℃は冷蔵、-18~-15℃は冷凍と決まっているのです。
利用ユーザーは直前まで冷やしておくだけ。
あとは配達員がクール便で届けてくれる、大変便利なサービスです。

クール便とチルド便の違い

クール便とチルド便は似て非なるサービスです。
クール便は-18~10℃の食品を配送するサービス全般を言います。

 

一方、チルド便は0~5℃の温度で調節して配送するサービス。
クール便という大きな枠の中に、チルド便があると思ってもらえれば良いでしょう。

冷蔵庫には「チルド室」と呼ばれる、低温保管室があります。

 

一般的に多くのチルド室は2~5℃で設定されており、主に生鮮食品や発酵食品などを保存しておきます。
そのような肉・魚・納豆・味噌などの食品を新鮮な状態で維持したければ、チルド便を使うのもおすすめです。
ちなみに2023年9月現在、後ほど解説する日本郵便が専門的に展開しています。

クール便大手三社の違い

続いてはクール便大手三社の違いについて解説します。
大手三社とはヤマト郵便・佐川急便・日本郵便です。
それぞれ配達できる温度やサイズが異なるため、事前に違いを把握しておきましょう。

ヤマト運輸

ヤマト運輸はクール宅急便の名称でクール便を展開しています。
冷蔵は0~10℃、冷凍は-15℃で配送。
料金と重さの上限は以下のとおりです。

 

料金 重さ上限
60サイズ 1,160円(1,155円) 2kgまで
80サイズ 1,450円(1,441円) 5kgまで
100サイズ 1,860円(1,859円) 10kgまで
120サイズ 2,510円(2,508円) 15kgまで

※サイズは長さ・深さ・幅の合計。
※発送元・発送先は関東圏内を想定。
※価格は税込み。()内はキャッシュレス決済時の価格。

 

発送方法は自宅まで集荷に来てもらうか、宅急便センターへ持ち込むかの2択です。
着払いでの対応も可能であり、キャッシュレス決済なら割引きされるのも特徴。
注意したいのは大手三社の中で最も重量制限が厳しい点です。
15kgまでしか対応していないため、あらかじめ重量を測定しておきましょう。

佐川急便

佐川急便は飛脚クール便の名称で展開しています。
冷蔵は2~10℃、冷凍は-18℃以下で配送。
料金と重さの上限は以下のとおりです。

 

料金 重さ上限
60サイズ 1,125円 2kgまで
80サイズ 1,490円 5kgまで
100サイズ 1,930円 10kgまで
140サイズ 2,860円 20kgまで

※価格は税込み。
※発送元・発送先は関東圏内を想定。

 

飛脚クール便はヤマト運輸のクール宅急便と比較されやすい配送サービスです。
違いは設定温度と重さ上限。
冷凍は-18℃まで配送できるため、冷凍状態をより維持できます。
重さ上限も20kgであるため、大きな荷物を運ぶ際にも安心です。

日本郵便

日本郵便はチルドゆうパックのみ展開しています。
温度設定は0~5℃。
料金と重さの上限は以下のとおりです。

 

料金 重さ上限
60サイズ 1,035円 25kgまで
80サイズ 1,390円 25kgまで
100サイズ 1,955円 25kgまで
120サイズ 2,205円 25kgまで
140サイズ 3,310円 25kgまで
150サイズ 4,110円 25kgまで

※価格は税込み。
※発送元・発送先は東京を想定。

 

日本郵便は大手三社の中でも、唯一チルド便のみ提供しているのが特徴です。
(冷凍のクール便は取り扱っていません)
その特徴はなんと言っても対応サイズと重さ上限。

 

クール宅急便と飛脚クール便と比較すると、重さでは5~10kg多く配送してくれます。
「子供が一人暮らししているのでまとめて送りたい」「友人宅でパーティーをやるから食品を多めに送りたい」などの希望にもこたえられます。

まとめ

クール便は-18~10℃の低温を維持して配送できるサービスです。
クール便を展開している配達業者は大手三社。
ヤマト運輸はキャッシュレス決済でお得に、佐川急便はサイズの大きい冷凍食品を送る際、日本郵便は大量のチルド食品を配送する際におすすめです。
クール便を配送する際はぜひ使い分けていきましょう。