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荷物の注意書きには種類がある?正しい書き方について解説

2022.3.30

低価格かつ手軽に手に入れることができて、サイズも豊富に揃っている段ボール。
引越しの時はもちろん、いろいろな荷物を運ぶための必須アイテムです。
しかし、水に弱い、衝撃に耐えられないという側面も持っているので、運び方に注意をしないと中のものが壊れたり傷ついたりすることがあります。

ここでは、安全に荷物を運ぶために記載する「注意書き」について、どのような種類があるのか、また引越しや荷物を発送する際にどのような注意書きをすれば良いのか解説していきます。

荷物の注意書きには種類がある?正しい書き方について解説

荷物に注意書きを書くべき理由とは

荷物の注意書きは、「どのようなものが入っているか、運んでくれる人に伝える」ために書きます。
段ボールは軽く、積み重ねもできるとても便利なツールですが、いざ運ぶとなった場合は中身が見えません。
そのため、中身がどういったものか分かるように注意書きをしておかないと、乱雑に扱われてしまい、壊れたり破損したりすることがあります。

注意書きを書いておけば、「重ねてはいけない」「横にしてはいけない」など、荷物をどのように扱えばいいかが分かるため、運ぶ人は作業がしやすくなり、運んでもらう人も安心して荷物を預けることができるのです。

荷物の注意書きには種類がある

荷物の注意書きには、中身に合わせていくつかの種類があります。
書き方に厳密な決まりはありませんが、運んでくれる人が一目で理解できるよう専門的な用語があります。
ここでは、多用される注意書きを紹介するので参考にしてください。

上積み厳禁

「上積み厳禁」は、荷物の上に他の荷物を置かないようにしてもらうための注意書きです。
たとえば、荷物の中身がパソコンやガラスの花瓶のように、重たいものを乗せると壊れてしまう可能性があるものは、このワードを使うのがベストです。
ただし、上積みしないからといって中身が安全とは限りません。
パソコンやガラスなど衝撃や荷重に弱いものは、段ボールに緩衝材を入れたり、発送時に中身の正確な情報を伝えたりしておきましょう。

横積み厳禁

「横積み厳禁」は、荷物を傾けないで運んでもらうための注意書きです。
荷物をトラックなどに積む場合、段ボールのサイズによっては隙間を埋めるために横積みすることがあります。
中身が観葉植物だったり液体が入ったものだったりすると、横積みをした時にこぼれてしまう可能性があるので、必ず記載しましょう。

天地無用

「天地無用」は、荷物の上下をひっくり返さないようにしてもらうための注意書きです。
こまごましたものや、食器など割れやすいものを段ボールに入れている場合、ひっくり返されることで壊れてしまうかもしれないので書いておきましょう。

引越しの段ボールに記載する注意書き

引越しの段ボールには送り状を貼り付けないので、直接注意書きを記載する必要があります。
ここでは、引越しの段ボールにどのようなことを書けばいいか紹介します。

荷物の中身

必ず記載しておくべきなのは「荷物の中身」です。
荷物の中身を書いておけば、荷物を積み込む時に上積みしていいかが判断できますし、引越し後の片付けもスムーズになります。

ただし、高級品や下着など他人に知られたくないものは、上記で紹介した注意書きを書いて、家族だけが分かるような表現で中身を書くようにしましょう。

搬入する場所

引越しの荷物には、運ぶ場所や部屋も記載しておくのがベストです。
運ぶところを記載しておけば、運び込む際にそのまま持って行ってもらえるので、余計な手間を減らせます。

ワレモノ注意・壊れ物

割れやすいものや壊れやすいものは、ただ中身を書くだけでなく、赤色のマジックや太いペンなどを使い目立つように、「ワレモノ注意」「壊れ物」などの記載をしておくと安心です。

荷物別 記載する注意書き

注意書きはワレモノや精密機器だけに書けば良い、というイメージがあるかもしれませんが、荷物の種類に合わせたものもあるのでチェックしておきましょう。

紙・パネル

紙やパネルの角が折れないようにしたい場合は、「角落厳禁」と記載しましょう。

同梱

何種類かの荷物を同梱している場合は「天地無用」と書いておきましょう。

軽いもの

軽いものは、上に重たい荷物を乗せると潰れてしまうかもしれないので、「下積み厳禁」もしくは「上積み厳禁」と記載しましょう。

液体・鉢植え

液体や鉢植えなど、中身がこぼれる危険性がある荷物の場合は、「横積み厳禁」と書いておきましょう。

精密機器

パソコンやタブレットなど、荷重にも衝撃にも弱い精密機器は「精密機器在中」と書いて、「壊れ物」や「天地無用」と書いておくと安心です。

荷物の中身に適した注意書きを書こう

注意書きは、とりあえず「ワレモノ注意」などを書いておけば、丁寧に運んでもらえるイメージがあるかもしれません。
しかし、「丁寧に運ぶ」ということに対する概念は人によって違うので、ワレモノ注意と書いたとしても中身が安全とは限りません。

大事なものを壊れないように運んでもらうためには、どのように運べばいいか一目で分かる注意書きを書くことがとても重要です。
荷物を発送する予定がある方は注意しましょう。