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軽貨物ドライバーとして独立するメリット・デメリットとは?
2022.8.31仕事をしていると、ふと独立について考えることはありませんか?
軽貨物ドライバーは会社から独立して、個人事業主として仕事ができます。
ただ、個人事業主になるとさまざまなメリットやデメリットがあります。
何も考えずに独立をしてしまうと必ず後悔するでしょう。
本記事では、軽貨物ドライバーが独立するメリット・デメリットを紹介します。
独立を考えている軽貨物ドライバーの方必見です。
軽貨物ドライバーとして独立するメリット
まずは軽貨物ドライバーとして独立するメリットを3つ紹介します。
会社から独立するとさまざまなメリットがあります。
独立の手続きが簡単
独立する職種によっては審査などがあり、独立が難しい場合がありますが、軽貨物ドライバーで独立する場合の手続きは簡単です。
代表的なのは飲食店などです。
飲食店など、審査が必要なものは許可制と言われていますが、軽貨物ドライバーは届出制になります。
つまり、きちんと必要書類さえ提出すれば手続きが終了します。
軽貨物ドライバーが独立する際に必須な資格は、軽貨物車を運転するための運転免許くらいです。
より独立を簡単に行いたいのであれば、独立を手伝ってくれる業者が居るので、手伝ってもらってください。
体力がある限り働ける
会社に勤めている限り、いつか定年を迎え、まだ働ける身体であっても仕事をやめなければいけません。
その点、独立していれば定年などの制度はなく、体力がある限り働き続けられます。
年金の支給年齢の引き上げや老後2,000万円問題など、老後の心配が尽きない現代だからこそ、働き続けられる点はメリットでしょう。
完全出来高制になる
会社に勤めていると、仮に10万円分の仕事をしても全額受け取れるわけではなく、会社に何割か引かれ給料として支払われます。
どれほど優秀で、多くの仕事をこなしていても給料はなかなか上がってくれません。
しかし、独立すれば10万円の仕事をすればその10万円はすべて自分で受け取れます。
仕事をすればするほど、収入はどんどん上がっていきます。
上手く行けば、会社に勤めていたときよりも収入が上回る可能性も高いです。
貨物ドライバーとして独立するデメリット
メリット面が大きく感じる独立ですが、当然デメリットもあります。
会社から独立する際には、メリットだけをみてデメリットを無視するのはかなり危険です。
必ずデメリットもよく知っておいてください。
メンテナンス代やガソリン代がかかる
会社に勤めていれば、仕事で使用するトラックのメンテナンス代やガソリン代は必要経費として会社が負担してくれているはずです。
しかし、独立するとメンテナンス代やガソリン代は当然自分で支払う必要があります。
トラックがなければ仕事ができないため、節約できる部分ではありません。
ガソリンが高騰すれば出費に直撃するため、常に利益と出費を気にしなければいけません。
すべての責任を負わなければいけない
遅刻をしてしまった時、荷物を破損させてしまった時などの責任はすべて自分が負わなければいけません。
会社に勤めていれば、上司や社長が相手に謝罪してくれたり、賠償金の一部を負担してくれたりする場合があります。
しかし、独立すれば、謝罪をしにいくのも、賠償金をしはらうのもすべて自分になります。
福利厚生がない
仮に怪我をして働けなくなってしまったとしても、独立していれば福利厚生はないので、労災などはありません。
働けなくなった分の給料保証もないため、その期間の収入は0円です。
それだけではなく、一度短期でも働けなくなってしまうと、代わりに仕事に行ってくれる同僚もいません。
仕事に穴を空けてしまうため、仕事に復帰できるようになってもクライアントから仕事を貰えなくなる可能性もあります。
もらえる助成金や補助金
軽貨物ドライバーとして独立するなら、もらえる助成金や補助金について知っておいてください。
条件に合えば返済しなくてもいいお金を受け取れるかもしれません。
今回はトラック協会と国土交通省が実施している助成金と補助金について紹介します。
トラック協会が実施している助成金
まずは、トラック協会が実施している助成金についてです。
● 安全対策事業に関して(血圧系導入促進助成事業・ドライブレコーダー導入促進助成事業など)
● 環境対策事業に関して(環境対応車導入促進助成事業など)
● 経営改善事業に関して(準中型免許取得助成事業・経営診断受診促進事業など)
これらの助成金を受け取りたい場合、全日本トラック協会の会員でなければいけません。
まずは全日本トラック協会の会員になってください。
国土交通省が実施している補助金
国土交通省が実施している補助金は主に3つです。
● ドライブレコーダーの導入に対する補助金
● 社内安全教育実施に対する補助金
● 先進安全自動車の導入に対する補助金
それぞれ詳細な条件がありますが、条件を満たせば国から補助金がもらえます。
興味がある方は、最寄りの運輸支局などに問い合わせてください。
まとめ
本記事では軽貨物ドライバーが独立するメリット・デメリットを紹介しました。
独立にはさまざまなメリットがあり、デメリットがあります。
どちらかを見るのでなく、メリット・デメリットの両方を知ったうえで、独立に踏み切ってもらいたいです。