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軽トラ用タイヤの空気圧異常のリスクや点検方法についてご紹介します

2022.10.31

軽トラは農業や建設業だけなく、皆さんの元に大切なお荷物を届けるための運送用としても大活躍しています。

狭い路地や悪路でもなんなく走れる軽トラですが、普段から空気圧の点検をこまめに行わないと、取り返しのつかない故障や大きな事故につながりかねません。

 

本記事では、軽トラの空気圧異常によるリスクや点検方法をご紹介します。

軽トラ用タイヤの空気圧異常のリスクや点検方法についてご紹介します

タイヤの種類は用途に合わせて選ぶ

街中などの整備された道路で荷物を運搬するだけの方は、走行音と燃費を重視してサマータイヤを装着しましょう。

舗装路面にしっかりとグリップ力を発揮できるため、より快適で安全に走行できます。
また、ほかのタイヤに比べて路面に対しての抵抗力が抑えられているので、燃費面のメリットも大きいです。

 

農作業などで山道や悪路を走る機会が多い方は、荷物積載時の安定感と走破性を重視してオフロードタイヤが最適です。

砂利道や水でぬかるんでいる道路では、リブラグ型といわれる縦と横の溝を組み合わせたタイヤの方が安全に走行できます。

ドレッド式のタイヤがしっかりと地面に引っかかって走行するので、燃費面ではサマータイヤに劣りますが、走破性ではオフロードタイヤの方が優れています。

 

雪が多く冬の気温が低い寒冷地では、凍結路面での走行を考慮してスタッドレスタイヤを装着しましょう。
雪が多い地域では、車が何度も雪を踏みしめられアイスバーン状態になります。

 

アイスバーンの路面はタイヤとの摩擦力が落ちて滑りやすくなっているので、自分だけでなく第三者の安全のためにも凍結路面でも滑りづらいスタッドレスタイヤを装着して走行してください。

タイヤの空気圧が高過ぎる場合のリスク2つ

タイヤの空気圧が規定量よりも高過ぎると、場合によっては重大な事故につながる場合があります。
軽トラは車体が軽いため、故障や事故が起きると乗用車よりも大きな被害が出やすい車です。

事故のリスクを回避するために、ここではタイヤの空気圧が高過ぎる場合によくあるトラブルをご紹介します。

①バーストのリスクが高くなる

タイヤの空気圧が高過ぎると、タイヤ本来の衝撃吸収性能が失われてしまい、最悪の場合タイヤがバーストして大きな事故につながる危険性があります。

空気圧が高くなるとタイヤが必要以上に膨張してしまうので、砂利道や縁石の上を走行したときにタイヤが衝撃を受け止められず傷がついてしまうのです。

 

タイヤのダメージが蓄積すると、タイヤの内部にあるワイヤーコードが切れてしまい走行不能な状態になってしまいます。

②偏摩耗の原因に

タイヤに空気が必要以上に入っていると、タイヤが膨張するとセンター部分だけが接地して偏摩耗の原因になります。

タイヤのセンターが消耗するだけなら大丈夫だと考える方もいますが、本来はタイヤ全体で受け止める衝撃を一部分で受け止めるので、思っている以上に早くタイヤが寿命を迎えてしまうのです。

 

もしタイヤのセンター以外の接地する部分(ショルダー部分)が残っていたとしても、偏摩耗が起きている状態では安全に走行できないので、タイヤを購入したり装着したりとお金がかかってしまいます。

タイヤの空気圧が低過ぎる場合のリスク3つ

車のタイヤを放置していると自然に空気が抜けていくので、1月に1度の頻度で点検するのが理想的です。

ついつい忘れがちになってしまう空気圧点検ですが、タイヤの空気圧が低過ぎると思わぬ故障の原因になります。

ここではタイヤの空気圧が低過ぎる場合に起きるトラブルをご紹介します。

①燃費が悪くなる

空気圧が低過ぎると、タイヤは通常よりも広い面積に接地します。
接地する面積が広くなると、車を動かすために大きな力が必要になります。

 

そして、規定の空気量であれば走行時にタイヤと路面との間に発生する抵抗力を適度に保てますが、空気圧が低くなってタイヤがたわんでしまうと、接地している部分の抵抗力が強くなり燃費悪化の原因につながってしまうのです。

②ホイールが歪んでしまう

空気圧が減ってタイヤとホイールとの間隔が狭くなると、大きな段差や道路の陥没した部分にタイヤが乗り上げたときに衝撃がダイレクトにホイールに伝わってしまいます。

これはホイールの歪みやホイールバランスの乱れの原因になります。

 

ホイールが歪むとタイヤの空気が抜けやすくなるので、タイヤの消耗も早くなってしまうのです。

早めの空気圧点検を心がけましょう。

③ハンドル操作がしづらくなる

空気圧が低くなればなるほどタイヤがたわんでしまうので、カーブやコーナーを曲がるときにハンドルを切ると普段よりも重たく感じるはずです。

さらに、タイヤがたわむとグリップ力が低下して不安定になるので、悪路や冬道では故障や事故が起きる危険性が高まります。

空気圧の点検方法をご紹介!

1月に1度の点検が理想的な空気圧点検ですが、自分で点検をするのは難しそうだと思っていませんか?

実はタイヤの空気圧点検は思っているよりも簡単にできます。

タイヤについているバルブのキャップを外し、バルブ部分に空気圧計を押し当てるだけで簡単に空気圧をチェックできます。

 

車には車両ごとに定められている「車両指定空気圧」がありますが、ほとんどの車が運転席のドア部分に「空気圧シール」として貼られているので簡単に確認できます。

車のタイヤは基本的に前輪と後輪で規定の空気量が違うのでご注意ください。

 

空気圧の点検には専用の道具や機械が必要になりますが、もし自分で用意できない方は、ガソリンスタンドで無料で空気圧を点検してくれるのでご安心ください。

セルフサービスのガソリンスタンドでも空気圧点検用の機械が常備されている場合があるのでタイヤの空気圧でお困りなら、まずは最寄りのガソリンスタンドのスタッフに相談しましょう。

まとめ

本記事では、軽トラの空気圧に関する情報をご紹介しました。

軽トラは車体が小さいので使い勝手が悪いと思われがちですが、その分小回りが利くのでダンプでは通れない狭い路地でもスイスイ走れます。

 

軽トラは車体が小さいですが、普通自動車免許さえあれば自力では運べないような重たい荷物を楽に運べるのでとても便利です。

悪路や山道でも荷物を載せたまま走れるとても優秀な車なので、軽トラの空気圧に興味がある方はぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてください。