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【軽貨物運送業の開業方法】必要な手続きから始め方まで徹底解説

2023.3.30

【軽貨物運送業の開業方法】必要な手続きから始め方まで徹底解説

軽貨物運送業とは?

小口の荷物や貨物について輸送していくのが軽貨物運送業で、日常生活における宅急便が該当します。

様々な運輸会社が対応していますが、小口の荷物や貨物となるので軽トラックやバンを活用して運搬することになります。

 

また宅急便でもサービスとして提供している、荷物の受け取りから輸送先への引き渡しも実施しています。
昨今通信販売などが急速に発展しており、特にネットショップからの配送が増えています。
需要が高まっていく中で、昨今人材不足が危惧されている業種にもなっています。

軽貨物運送業を開業するメリット

軽貨物運送業は事業開始してから、開業するまで準備期間がさほどかからないのが特徴的です。
すぐに仕事を開始することができるので、独立開業する上で軽貨物運送業を選択する人も少なくありません。

 

また自分のペースで仕事をすることができるので、人間関係について悩まずに対応していくことができます。
自分の都合で内容を考えて進めることができるので、一人の時間を効率よく活用したい人に向いています。

そして仕事を頑張った分だけ報酬を得ることができるので、高収入を得たい人にも軽貨物運送業は向いていると言えるでしょう。

軽貨物運送業に必要な手続き

軽貨物運送業を開業していく中で、法令関係などで様々な手続きが必要になります。
不足すると開業する際に問題が生じてしまうので、間違えずに手続きを進められるようにしましょう。

法令関係の手続き

運輸支局に対して必要書類を提出しなければなりませんが、必ず営業している場所の管轄を行っている運輸支局へ出しましょう。
管轄を行っている運輸支局については、事前に確認して書類を揃えて届け出ることが重要です。

 

必要な手続きとしては業務を行うための必要項目が記載されている届出書や運賃料金表などがあり、いずれも運輸支局のWebサイトからダウンロードして記載していくこともできます。

 

運賃料金表では運送時に必要な料金の詳細、また適用方法についても情報をまとめて提出しなければなりません。
細かく設定しながら、適切な料金体系になっているか確認も必要です。

事業主としての手続き

事業主として軽貨物自動車運送事業経営届出書を提出することによって、社員を雇っていきながらビジネスを行うことができます。
また事業用として車両を使う時には事業用自動車等連絡書や、車検を受けていることを証明する車検証を必要とします。
手続きを進めながら営業用のナンバープレートも必要となり、軽自動車検査協会へ申請しなければなりません。
黒ナンバーでなければ事業を行うことができないので、交付金含めて準備をしておきましょう。

資金調達やビジネスプランの立て方

低予算でも開業ができる軽貨物運送業ですが、余裕があれば自己資金からスタートすることができます。
また資金調達は銀行などから借りる方法もあるので、将来のビジネスプランを考慮しながら決めていくようにしましょう。

 

ビジネスプラントしては独立して開業したり、大手企業のフランチャイズとして事業展開するといった方法があります。
自らに見合ったビジネスプランを検討し、資金調達も無理のない範囲で進めていくようにしましょう。

軽貨物運送業に必要な資格・免許

軽貨物運送業をスタートさせていく中で、必ず持っておかなければならない資格や免許があります。
中には法律に関連する資格や免許もあるので、必ず登録などを事業を開始する前に準備をしておきましょう。

運送事業法に基づく運送業者の許可

事前に軽貨物運送業をスタートする時には、運送事業法に則って許可を得なければなりません。
事業を開始する際に国土交通大臣や地方運輸局長の許可が必要で、申請書を運輸支局へ提出して審査によって許可されれば問題ありません。

軽自動車運送事業者登録

軽貨物運送業として事業展開するためには、事業者として登録することも必要です。
事業内容を変更時にも届け出が必要なので、しっかりと手続きを進めるようにしましょう。
運輸支局で対応していますが、関連する書類はホームページなどでもチェックできます。
ダウンロードも可能なので、登録時に活用しましょう。

運転免許について

事業を開始する上で車両の操作が必要なので、運転免許証は必須です。

軽貨物運送業の具体的なビジネスモデルと事例

ニーズが高まっている軽貨物運送業は、ビジネスモデルも多様化しています。
一般的には個人や企業から運搬してほしい荷物を預かって届けていくビジネスモデルが知られていますが、他にもビジネスモデルが展開されています。

 

例えば個人事業で展開しているドライバーを数人集めて、組織化してビジネスを展開している企業も増えています。
案件を組織化したドライバーに紹介し、企業は手数料を得ながら事業展開を行っていることもあります。

 

また依頼を受けている案件を、別途同業者に紹介して収入を得るビジネスも生まれています。
リピートで発注されることもあるので、横のつながりを大切にしながら同業者とともに利益を得るビジネスモデルも注目されています。

軽貨物運送業の注意点と問題点

軽貨物運送業として事業展開を進めていく中で、保険など注意すべきポイントが色々とあります。
また労働者を雇う上で、稼働率などが昨今注目されています。
将来の問題点でも人材不足が明確に問題視されているので、注意しながら事業を成功させていくことが求められます。

保険に関する注意点

あらかじめ保険に加入することが求められますが、開業前より強制加入となる自賠責保険以外にも注視しなければなりません。
例えば任意保険への加入がありますが、これは自賠責保険以外に発生する損害賠償に対する対策となります。

事故の保障となる対人賠償保険や対物賠償保険、万が一車両に支障が出た場合に適用される車両保険も検討が必要です。

稼働率の確保について

稼働率については昨今の軽貨物運送業では注目されており、過度な労働にならずに業務効率をキープしなければなりません。
労働者の稼働率については管理するシステムを事前に作り上げておき、しっかりと状況を確認できる体制作りに努めることも必要です。

軽貨物運送業の基本を押さえて、事業成功を目指そう!

昨今軽貨物運送のニーズは高まっており、人手不足になるのではと問題視されています。
労働力不足は次第に見え始めており、ドライバー不足のため積極的に求人を打ち出している企業も少なくありません。

軽貨物運送業は低予算でもスタートしていくことができるので、ネット通販が普及していく中でニーズは変わらず高まっていくことでしょう。
事業について基本的な部分を把握して、スムーズに開業して事業を成功させていきましょう。