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軽貨物事業者はどうやって荷主を探す?案件の探し方を徹底解説!
2023.11.11独立して事業を行う軽貨物運送事業者にとって、顧客である荷主を探すのはとても重要なことです。
荷主と一口に言ってもさまざまなタイプがあり、案件の探し方も色々あります。
そこで、今回は荷主の種類や軽貨物案件の種類、荷主の探し方について解説します。
運送のパターン
荷主とは、荷物の所有主や物流業務を委託する依頼主、荷物の受け取り手のことです。
荷物の運送パターンは大きく分けて2パターンありますので、その内容を見てみましょう。
B to Bのパターン
B to Bとは、企業から企業に荷物を配送するパターンのことです。
企業配ともよばれ、企業が営業している時間に荷物を受け取り、配送先に届けます。
航空貨物や印刷物、社内メール便、部品の配送などが含まれます。
B to B&Cのパターン
B to B&Cとは、企業から企業または個人に配送するパターンのことです。
宅配便や日用品の配達、弁当配達、食材や飲料の配達、家電の配送などが含まれます。
軽貨物の案件の種類
軽貨物で扱う案件は大きく分けて定期案件・スポット案件・チャーター案件の3種類です。
それぞれの内容を見てみましょう。
定期案件
決まった場所に、決まった荷物を定期的に送り届ける案件を定期案件といいます。
最もわかりやすいのが、食料品や日用品の定期配送です。
料金は、配送する荷物の量というよりは、1日で〇〇円と計算されることが多いようです。
軽貨物事業者からすれば、定期便は安定した案件であるため、収入が計算しやすいというメリットがあります。
定期便の契約を確実に実行すると、取引実績を作ることにつながるため、次の契約を取りやすくなるでしょう。
スポット案件
スポット案件とは、単発で依頼される案件のことです。
急を要する依頼であることが多く、時間帯や配送エリアはそのつど異なります。
突発的な依頼であるため、安定した需要は見込めませんが、その分、料金は定期便よりも高めに設定されます。
チャーター案件
チャーター案件とは、時間制で軽貨物を借り切る運送方法です。
借りている時間内であれば、荷主は何度でも荷物の輸送を依頼できます。
荷主の荷物が多いときや、確実に輸送する手段を確保したいときに依頼されます。
料金は定期便よりも高めに設定されることが多いようです。
チャーター便は他の荷主の荷物が混じらないため、効率よく輸送できるというメリットもあります。
荷主の探し方
案件の種類は理解できたとしても、それだけでは仕事を獲得できません。
ここからは、いかにして荷主を見つけて仕事を確保するかについて解説します。
軽貨物運送会社に登録する
1つ目は、大手の軽貨物運送業者に登録する方法です。
企業と業務委託契約を結び、企業の指示で荷物を輸送します。
ECサイトを通じたオンラインショッピングの需要が高まっている状態で、大手の運送業者が個人事業主と業務委託契約を結ぶケースが増えています。
自分で案件を獲得しなくても、企業側から指示されるため、売上を安定させられるのがメリットです。
企業によっては、登録後に研修を実施することもあり、基本的な顧客対応やビジネスマナーなどを習得できる可能性があります。
売上が安定する半面、手数料が差し引かれるため個人事業主であるドライバーの収入が減るというデメリットもあります。
個人事業主になってから日が浅く、運送実績が少ない人におすすめの方法です。
直請け案件を獲得する
2つ目は直請け案件を獲得する方法です。
他の運送会社と業務委託などの契約を結ばず、個人で企業から依頼を受けます。
中間業者が間に入らないため、運送料の全てを自分の収入にできるというメリットがあります。
しかし、直請け案件を獲得するには荷主との信頼関係構築が不可欠です。
直請け案件を獲得できたら、荷主の期待以上に頑張って成果を出す必要があるでしょう。
マッチングサービスを利用する
3つ目の方法がマッチングサービスを利用する方法です。
近年、ネットを通じて荷主とドライバーを結びつけるマッチングサイトが登場しています。
マッチングサイトは、急ぎで配送を頼みたい企業側のニーズと、すきま時間を有効活用したいドライバーのニーズに答えるサービスです。
Web上でやり取りするサービスであるため、どこでもやり取りできるというメリットもあります。
マッチングサービスによっては、積み重ねた経験が評価され、さらに仕事を獲得しやすくなることもあります。
マッチングサイトごとに得意な案件が異なりますので、色々なマッチングサイトの案件を見て、自分に合ったサイトを利用するとよいでしょう。
まとめ
今回は個人事業主である軽貨物事業者が案件を獲得する方法について解説しました。
企業の業務委託を受ける方法が最も安定していますが、近年はWeb上で案件を獲得できるマッチングサービスも登場しています。
以前に比べて個人で営業しやすい環境が整っていますので、軽貨物事業を始める前に、マッチングサイトなどを調べてみてもよいでしょう。